㈱植村組（植村久社長）と鹿児島ドック鉄工㈱（渡邉森成社長）は、この日、廃発泡スチロールをリサイクルする新会社、㈱エー・エフ・シー（Ａｓｉａ・Ｆｒｏｎｔｉｅｒ・Ｃｒｅａｔｅ）を設立した。資本金1000万円で、植村組の上拾石紀行専務取締役が社長に就任。また、９月操業開始を目指して、川内市（現、薩摩川内市）久見崎町で５月中旬にも再商品化工場に着工する考えを明らかにした。処理能力は、当時、全国最大規模の１時間当たり200－300㎏。また、九州管内で初めて再商品化までの完全な循環システムの構築が期待された。

老朽化などから建替えられることになった鹿児島市西千石町の厚生市場と周辺跡地で、この日、「フレッセ高見馬場」の起工式があった。西千石町13番街区市街地再開発組合の南省治理事長をはじめ、㈱三島設計事務所（福岡市）や工事にあたる大成建設㈱の関係者ら約140人が参加し安全祈願。南理事長は「当地が更地となるのは１回目の空襲と合わせて２回目。跡形もなく更地から、夢と希望でスタートした先代達の精神でまい進したい」と挨拶した。施工業者選定では13社が指名。ＳＲＣ造13階建延べ１万7000.54㎡、市場等のほか城山ストアーが出店。分譲住宅は約118戸。2003（平成15）年８月完成を目指した。

加治木龍門陶芸健康の里「陶夢ランド」が完成し、この日、姶良郡加治木町（現、姶良市加治木町）小山田の現地で開園式があった。総事業費11億円余りをかけ1997（平成９）年から事業着手、陶芸体験館（Ｓ造平屋建て894㎡）や屋内競技場（1525㎡）のほか、多目的広場、遊水施設、子供広場、遊歩道等を備えた。式では、川野威朗町長をはじめ命名者の飛松利恵さんらがテープにはさみを入れ、開園を祝った。

不正行為に対し請負代金の一定割合を違約金として支払わせる制度（違約金特約条項）について、この日、国土交通省が導入する考えを示した。2001（平成13）年１月に岩手県が導入に踏み切って以来、03（同15）年度当初からスタートした11団体を合わせると、既に60都道府県・政令市の７割以上となる45団体が（20～10％の幅で）導入済みになっていた。国交省では、独占禁止法違反、競売入札妨害、刑法談合の三つを不正行為と定義、それぞれ確定段階で適用する予定で、５～６月からの開始を目指して準備を進めた。