都城末吉など2道路/早期事業化へ決起大会/曽於志布志道/来月にも検討委立上げ
都城末吉道路・曽於志布志道路の建設促進合同決起大会が13日、曽於市の末吉総合センターであった。関係の行政機関や民間団体から約700人が集結し、両道路の早期事業化を図ることなどを決議。また、曽於志布志道路の事業化に向けては、10月ごろに国や県などで構成する検討委員会を立ち上げる予定であることが分かった。 主催は、都城末吉道路と曽於志布志道路の建設促進協議会。共催には、東九州自動車道と都城志布志道路のバイパス(末吉財部・平塚)道路建設促進民間協議会など3団体が名を連ねた。 大会では、〝届け地域の熱い思いを〟テーマに掲げ、都城末吉道路建設促進協議会の竹田正博会長(曽於市長)が主催者を代表して挨拶。3月に全面開通した都城志布志道路の利便性を高めるためには2道路の整備が不可欠とした上で「今後の発展のカギを握る最重要の道路であると確信している。必ずや形にしていく所存でいる」と意気込みを語った。 来賓から森山裕衆議や塩田康一知事(代読・藤本徳昭副知事)、河野俊嗣宮崎県知事(代読・佐藤弘之副知事)、垣下禎裕九州地方整備局長が祝辞を寄せたほか、志布志市の下平晴行市長が大会決議。都城市の池田宜永市長によるガンバロー三唱に合わせて参加者全員が発声し、決意を表した。 東九州自動車道と都城志布志道路の二つをつなぐ都城末吉道路(要望・末吉財部IC~平塚IC)と曽於志布志道路(同・有明北IC~曽於弥五郎IC)を新たに整備することにより、大規模災害時の救命、救急、支援物資の輸送におけるダブルネットワークの効果が期待される。 終了後、曽於市と志布志市が取材に応じ、曽於志布志道路に関する今後の動向を明らかにした。立ち上げる予定の検討委で課題等を挙げ、協議していく見通しだ。