㈱伊佐建設（山下猛社長、伊佐郡菱刈町）は大口市で、工事終了に合わせて施工した工区沿いの田代川に地域住民らと鯉の稚魚約１万匹を放流した。同社は県道出水菱刈線の大口市田代工区を施工した。福元俊朗現場代理人は「施工中迷惑をかけた地域の人達に、少しは恩返しできたのでは」と話した。

かごしま材及び竹炭ボードの輸出入に関する業務協定の締結に伴い、曽於郡志布志町（現在の志布志市）の志布志港で、韓国に向けかごしま材が初出荷された。協定は、本県の林業・木材産業関係者等で構成される日本木造住宅輸出協会と韓国木材住宅建築事業組合により、9月1日に締結された。

石綿による健康障害の防止対策強化が盛り込まれた規則案について、この日、厚生労働省による同省の労働政策審議会（西川俊作会長）への諮問があり、これに対し「妥当」とする答申があった。新たな規則では、「解体時の作業計画書作成」や「作業従事者への特別教育」の義務付け等が盛り込まれた。石綿含有建材を使用した建築物等の解体作業の増加が見込まれる中、同省では特定化学物質等障害予防規則（特化則）では不十分と判断、石綿関連の規定を同規則から分離、新たな規則が制定されることになった。

鹿児島大学産学官連携推進機構・かごしま産学官交流研究会に、17番目の研究部会として光触媒研究部会が前年度末に設置され、設立を記念する第1回講演会が、この日、同学内の稲盛会館であった。部会長の楠元芳文鹿児島大学理学部教授は「地域の発展に寄与することを期待している」と挨拶。田中啓一理学博士らが講演し、㈱鹿児島イーデン電気の川﨑勝社長が「鹿児島県トライアル発注制度認定商品の紹介と光触媒実用例」について報告した。