この日、落成式があり、設計・監理を担当した㈱東条設計、本体工事を担当した㈱奥村組鹿児島営業所、外構工事を担当した上村建設㈱の代表者に、感謝状が贈呈された。施設の概要は、ＲＣ造２階建（延べ２５９７．64㎡）で、地階（４７０．16㎡）には厨房、機械室を設置。総事業費は５億６２０６万５０００円。

産業廃棄物の管理型最終処分場候補地となった薩摩川内市川永野の現地で、この日、岩盤の透水性を確認する県の公開実験があった。地域住民が抱く不安を受けて開催し、地元住民ら約100人が立ち会った。掘削機で開けた穴に、高所作業車を使って6ｍの高さからタンクの水を注入。およそ15分後の調査で、11㎜の水位低下が観測された。住民からは不安を募らせる意見が相次いだものの、県は「水漏れか否かは不明」としながら、専門家の意見を聞いて判断する考えを示した。

奄美空港のターミナルビル拡張工事の起工式が、この日、奄美市の現地であった。福岡便の開設や格安航空参入による成田便の開設などで、前年度の乗降客数が1988（昭和63）年の開港以来最高の67万人を突破、増改築は喫緊の課題になっていた。ビルは、Ｓ造２階一部３階建て3294.76㎡を増築し、既存施設の約1.7倍に拡張。2018（平成30）年6月末の完成を目指して、新生組・前田建設・大和建設による特定ＪＶで着工した。ボーディングブリッジと到着コンベアも１基増の２基とし、年間旅客数は91万2000人を見込んだ。