日本建築家協会（ＪＩＡ）の村尾成文会長は、この日の会見で、神奈川県横須賀市が美術館建設に向けた設計者選定で、入札によらない資質評価方式（ＱＢＳ）を採用したことについて、「本来は法律（会計法）が変わるべきだが、現状ではベスト。賢明で良い選択だ」と評価した。また、同方式について、「与条件を固める前に、相談相手を早く決めたいということ。コンペだと、誰かが与条件を練らなければならない」などと評価した。

第1回財政改革プログラム調査会が鹿児島市の議会庁舎であり、須賀龍郎県知事が財政改革プログラム（骨子）のポイントを説明した。集中的かつ重点的な改革に取り組むことを基本方針に掲げ、単年度の財源不足を生じない財政構造を構築する考えを表明。県単公共事業の削減では、限られた財源の効率的活用の観点から、優先度による峻別と重点化を一層推進し、2002（平成14）年度からの３カ年を集中改革期間とし毎年10％削減、大規模施設整備の見直しなどの考えを報告した。

鹿児島市の県建設センターで役員会があり、先に職務代行を務めていた田代氏を正式に理事長・会長に選任。任期は2002（平成14）年度の通常総会まで。当時田代氏は72歳で、㈱田代組代表取締役。県建設業協会副会長、川内支部長の要職にあり、㈱鹿児島県建設会館の代表取締役も務めることになった。

中小企業家同友会全国協議会（赤石義博会長）主催の第30回青年経営者全国交流会が、この日、鹿児島市で開幕した。1日目の分科会に続き、翌13日には全体会議と記念講演があり、濵田雄一郎氏（濵田酒造㈱社長）が「この時代に、どう変わるか」と題して講演した。全国から約600人が参加し、赤石会長が「地域活性化によってこそ、日本の再生がある。ホンモノを大切に、自然を守って頂きたい」と挨拶。来賓の須賀龍郎県知事は歓迎の言葉を述べ、全国の若手経営者にエールを送った。