県財政改革プログラムの骨子を明らかにし、2002（平成14）年度から2004（平成16）年度までの３カ年、県単公共事業をそれぞれ10％削減する考え。大規模施設の整備では、すでに着手した大規模施設の計画を見直し、事業費の平準化や総事業費の圧縮を検討。また、現有施設の耐震改築事業の計画的推進、構想・設計段階にある事業の凍結、ＰＦＩ等の導入検討などを行う。必要な調整額は、毎年２００億円程度、５カ年で総額１１５５億円が見込まれた。

校舎の老朽化に伴う改築工事で、新校舎は延べ床面積３７２０平方㍍、Ｗ造平屋一部鉄筋２階建て。木材をふんだんに使った温もりある設計が特徴。建築費は約８億１０００万円。肝属郡根占町（現在の南大隅町）の現地で約90人が参加、無事故無災害での竣工を祈った。

学校法人ＫＴＣ学園が申請していた屋久島大空高等学校（現、屋久島あおぞら高等学校）の設置について、鹿児島県の私立学校審議会（武昭一会長）は、この日、熊毛郡屋久町（現、屋久島町）に通信制課程高校としての新設を事前承認した。翌年の設置認可を経て2005年4月に開校。施設は平屋建て校舎1344㎡のほか、同748㎡で80人程度の宿泊施設を整備する計画などが示された。

奄美市名瀬の名瀬中央通りアーケードが建替えられることになり、商店街振興組合による指名競争入札で日米アートムが２億6000万円（税抜き）で落札し、翌年2月末の完成を目指して工事が進んだ。設計は重信設計が担当。規模は、延長約196ｍで幅6～5ｍ。屋根は一部電動スライド式とし、太陽光を取り入れたオープンモールが演出された。