この日、閣議後の会見で坂口力厚生労働相が、従来、使用が認められていた白石綿について「原則として使用を禁止する方向で検討を進める」と述べた。同省では、代替化が可能となる時期の把握や、ＷＴОへの通報など対外的手続きを踏まえた上で、法令の内容や改正･施行時期の確定を目指した。中村敦夫議員から提出された「アスベスト禁止措置に関する質問趣意書」に答える内容。すでに1995（平成７）年に青石綿と茶石綿の製造や輸入・使用が労働安全衛生法で禁じられ、白石綿はばく露防止対策による管理徹底にとどめられていた。当時、石綿は9割以上が建材に使用され、さらに約半分が屋根材とされていた。

鹿児島市認定職業能力開発連絡協議会（森山清隆会長）の創立25周年記念祝賀会が、この日、鹿児島市のジェイドガーデンパレスであり節目を祝った。森山会長は「21世紀にはばたく技能士さつまの匠の育成を目指して、一緒に頑張っていきましょう」と挨拶した。

県内２番目の倫理法人会として発足した倫理研究所川内市倫理法人会（宇都要一会長）の設立15周年記念大会が、この日、川内市（現、薩摩川内市）のホテル太陽パレスであり、節目を祝った。中西浩倫理研究所法人局長（常任理事）による「即行の秘めたる力」をテーマとした記念講演もあった。宇都会長（㈱宇都組）は「混沌とした社会情勢にあって今こそ『倫理』が求められる。目指す道程はまだ遠く、15周年を契機に精進努力していきたい」と決意を述べた。1989（平成元）年４月に100社で設立され、当時、会員数は163社だった。

この日、鹿児島市のジェイドガーデンパレスで県技能士会連合会（森山清隆会長）の年次総会があり、役員改選で山﨑洋氏（県防水工事業協同組合）が新会長に選任された。また、山﨑新会長は理事会の推薦を受け、勇退する森山会長を顧問に委嘱。森山会長は、会員らを前に「次世代を担う若者らが夢と希望を持ってその道に進めるような社会の実現を目指していこう」と呼び掛けた。