鹿児島市の業者が日置郡金峰町（現、南さつま市）の町有地に計画したボートレースの場外舟券売り場について、この日、町議会の特別委員会が賛成陳情を採択した。委員会は、議長を除く全議員14人で3月8日に設置、他県の場外舟券売り場視察などを行い審査した。計画では約5万㎡の敷地に、Ｓ造平屋建て3000㎡の建物を建設。100億円の売り上げが見込まれ、約100人の地元雇用が示されていた。大久保誠町長は前向きな意向を表明していた。

県建築協会奄美支部（伊藤俊一支部長）は設立30周年を記念し、この日、名瀬市（現、奄美市）の奄美観光ホテルで式典を開いた。伊藤支部長は、多くの来賓や会員を前に「外へ向けては奉仕の精神を、内には技術向上への自己研鑚と相互扶助が協会の基本目的だ」と強調し、先人への感謝と抱負を述べた。昭和49年に会員９社で設立され、当時、正会員10社、準会員９社で構成されていた。

名瀬建友会（前田國光会長）の第33回通常総会が、この日、名瀬市（現、奄美市）の奄美建設会館であり、役員改選で浜田幸雄氏（㈱浜田機動）が新会長に選任された。前田会長は、総会挨拶で「新執行部の方々には、建友会発展のためご尽力いただきたい」と話した。

この日、鹿児島市の県庁で須賀龍郎県知事の立会いのもと、砂丘地域再生振興特区の認定を受けていた加世田市と、和洋菓子等製造販売を行う㈲薩摩蒸氣屋（山口学社長）との農業経営に関する協定締結式があった。川野信男市長と山口社長がそれぞれ協定書に署名し、固い握手を交わした。施設は「砂の杜」と命名、同市高橋（現、南さつま市加世田高橋）亀津沖の6000㎡程度を農地として活用、菓子用のさつまいも、やまいも、かぼちゃ、いちごなどの栽培計画が示されていた。

県住宅供給公社（牛之濱道久理事長）が1999（平成11）年12月から開発を進めた、日置郡松元町（現、鹿児島市）の「ガーデンヒルズ松陽台」が完成し、この日、現地で完成セレモニーがあった。自然エネルギーの活用や透水性舗装など、環境との共生をコンセプトに造成等を実施。完成式で、工事関係者らに感謝状を贈呈した。

日栄食品㈱（田野井博社長）が阿久根市の工場を増設することになり、この日、阿久根市と立地協定を締結した。鹿児島第３工場として事務所棟など730㎡の施設を整備し、冷凍食品用豚肉および豚脂を製造、初年度に約１億5000万円の生産計画などが示された。

愛媛県などが発注した法面保護工事の入札で談合（不当な取引制限による独占禁止法違反）の疑いがあるとして、同県内で法面保護工事を行う約30社を対象に、この日、公正取引委員会が立ち入り検査に入った。