今日は何の日?
2025年02月17日(金)
建設新聞に掲載された記事を日付に紐付け、過去の記事を掲載
2003年(平成15年)のきょうの出来事
直轄国道等の落橋防止アンカーボルト、国交省が緊急調査を指示
中部地方整備局管内の一部の直轄工事で、アンカーボルトの定着長が設計値に満たないことが判明したことを受け、直轄国道と関係公団などが管理する道路の橋台・橋脚に施工した落橋防止装置などのアンカーボルトについて、緊急調査を実施するよう各地方整備局や関係公団、指定都市の高速道路公社などに指示した。調査では、阪神淡路大震災を踏まえ、既存の橋台や橋脚に対し、施工した落橋防止装置と変位制限装置のアンカーボルトを対象に超音波探傷器で定着長について測定調査した。機能が発揮できないことが判明した場合、当該施工企業に補修命令を出した。

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県南薩東部2期地区1号トンネル(仮称)着工へ安全祈願祭
この日、指宿郡喜入町前之浜(現、鹿児島市喜入前之浜町)の現地で工事を担当する南生・坂本・藤田JVによる安全祈願祭があり、県農政部の橋口和徳農業土木技監や日高保喜入町長らが参列して工事の無事を祈った。トンネルは延長424㍍で、総事業費11億2000万円。2004(平成16)年7月の竣工を目指して工事を進めた。南薩地域の農業生産の向上と、物流の活性化が期待された。

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2004年(平成16年)のきょうの出来事
農水省、土地改良事業の計画基準設計を改定
土地改良事業の計画基準設計で、土地改良法の一部改正を受け「排水」と「農道」について、環境との調和や景観に配慮した設計手法を追記。また、公共工事のコスト縮減に向けた設計・施工の合理化につながると判断される新技術・新工法なども加えた。農林水産省の食料・農業・農村政策審議会の技術小委員会(委員長、岩崎和己農業土木学会専務理事)があり、改正案をまとめた。2004(平成16)年度から改定基準を施行。同省では、1997(平成9)年の全面改定から7年が経過し、設計基準類の見直しを進めていた。

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専攻建築士認定評議会が初会合
専攻建築士の審査・認定を担う「専攻建築士認定評議会」(議長・巽和夫京都大学名誉教授)は、この日、東京・港区の日本建築士会連合会で初会合を開いた。巽議長は「建築士制度は扱う分野が広すぎて十分機能していない面がある」とした上で、「専攻建築士はこれをカバーする取り組みだ。全国に普及するよう全力で努力する」と決意を示した。専攻領域は7つの分野を設定、要件を満たした者について審査・認定する。当時、東京・静岡・大阪・栃木の4士会が運用を開始していた。

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国内初のピーウッド工場、祁答院町に完成
ピーウッド(P-WOOD)は、含水率10%以下に抑えられた中空乾燥材。乾燥による歪みや伸縮が小さいことから、木造住宅技術の新たな提案として全国的に注目を集めた。中空乾燥材の専用工場として国内初となる施設が薩摩郡祁答院町(現、薩摩川内市祁答院町)の工業団地に完成し、この日、 竣工式があった。施設は、北さつま事業協同組合(田原秀文代表理事)が鹿大丸建設㈱らに発注、プレカット施設(S造平屋建て約6500㎡)や管理棟(木造平屋建て約400㎡)などで構成された。

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県トラック協会、50周年を記念し式典
県トラック協会(重久紘三会長)の創立50周年記念式典が鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルであった。重久会長は「先人が築いた歴史を師とし、会員事業者の皆様とともに行動する協会として頑張っていきたい」と挨拶。また、県交通被災者たすけあい協会(米盛庄司理事長)に創立を記念して50万円を献金、米盛理事長から感謝状が贈られた。1953(昭和28)年11月に発足し、当時、会員795社で保有車両が約1万7000台、所属従業員は2万人を超えていた。

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