鹿児島建設新聞

2023年3月1日(水)

建設新聞に掲載された記事を日付に紐付け、過去の記事を掲載

2002年(平成14年)のきょうの出来事

VICSが県内でサービス開始

VICS(財団法人道路交通情報通信システムセンター)は、渋滞や交通規制などの道路交通情報について、FM多重放送やビーコンを使ってリアルタイムにカーナビに届けるサービスを、県内ではこの日から、開始した。これに合わせ、鹿児島市の鹿児島東急ホテルに、国土交通省をはじめ警察庁、総務省、地元自治体などから関係者を招き、情報提供開始記念式典も計画された。

2004年(平成16年)のきょうの出来事

坊津町に歴史資料センター「輝津館」が完成

川辺郡坊津町(現、南さつま市坊津町)が唐国との貿易交流を通じて栄えた歴史を伝える資料センター「輝津館(きしんかん)」が完成し、この日、現地で完成式があった。式典で谷上幸男町長は、「坊津が歴史的価値の高い町であることを、改めて感じてほしい」と挨拶。RC造2階建延べ1682.51㎡の建物に、展示室は歴史や民族、交流などのテーマごとに構成され、約8億円を掛けて整備した。設計・監理を㈱東条設計、本体施工を大成建設㈱、展示物施工を㈱丹青社がそれぞれ担当した。

日本ガスが家庭用「コージェネ・システム」を発表

コージェネレーションは、天然ガスを燃料に発電等によるエネルギー利用を行うシステムで、日本ガス㈱(中間兼市社長)は家庭用に、1Kw規格の商品「エコウィル」として紹介した。鹿児島市のホテルウェルビューかごしまで発表会があり、ハウスメーカーや建築設備設計の関係者らが参加。大坂ガスや東邦ガス、西部ガスを中心にシステム開発され、ガスエンジン発電ユニットを本田技研工業㈱、排熱利用給湯暖房ユニットを㈱ノーリツと㈱長府製作所が担当し商品開発にあたった。この当時、発電時の排熱はお風呂や床暖房、浴室乾燥暖房機にも利用、家庭電力の3~4割程度をまかなえるとされた。

経審Y評点の審査が民間に開放される

国土交通省は、経営事項審査(経審)の経営状況分析(Y評点)の登録機関化に伴う建設業法施行規則を改正し、従来、指定機関(建設業情報管理センター)が行ってきたY評点の審査を、公益法人改革の一環として、この日から民間の登録機関に開放した。建設業者にとっては、指定機関への手続きが登録機関に変わるだけだが、多くの登録機関の出現で、料金の下がる可能性が見込まれた。

2005年(平成17年)のきょうの出来事

枕崎市の森建設、幼稚園にタイムカプセル寄贈

枕崎市の森建設㈱(森耕二社長)は、「将来、地域を担う子供たちに、夢を与えられる建設業を目指したい」と、この日、同市内の学校法人長野学園(松岡隆次郎理事長)が経営するながの幼稚園で、園児らとともに子供たちの思い出を詰め込んだステンレス製のカプセルを埋設した。既に、2004(平成16)年6月、同市内の保育園1カ所で実施。反響が大きく、他の園から依頼が殺到し、同社の地域ボランティア事業の1つになった。

鹿児島国道事務所、建部インターまでのトンネル整備へ都市計画変更

九州新幹線の一部開通(2004=平成16・3月)や南九州西回り自動車道の串木野インター開通(05=同17・3月)などにより、一層の渋滞が予想されるとして、九州地方整備局鹿児島国道事務所が「鹿児島東西線」の都市計画を変更、鹿児島インターチェンジから建部インターまでのトンネル整備による暫定供用計画で、事業を進める方針を示した。00(同12)年11月に都市計画決定された鹿児島西インター~国道225号天保山中前交差点の区間は、翌01(同13)年度から高麗本通線までを事業化し、04(同16)年度から暫定供用計画に伴う都市計画変更手続きを進めていた。

過去の掲載
11月12月1月2月

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