土地改良地区調査(南薩)
2026年10月29日号(1面に掲載)
馬渡川頭首工で工事費算出/地下埋設物等調査も 農林水産省
九州農政局は、国営土地改良事業地区調査・南薩地区を2024年度から進め、事業化を目指している。施工計画検討では、馬渡川頭首工や西部送水路サージタンクの概算工事費の算出や施工計画を策定。また、基礎調査は地下埋設物等調査も推進し、平面図・断面図作成も行う。
同地区は、地域内の河川からの水を天然の調整池である池田湖に集め、ポンプで水をくみ上げ、指宿市、枕崎市、南九州市の各一部(畑・約5800ha)に通水。国営かんがい排水事業(1970~84年)と県営事業(72~94年)により、農業用水の安定供給とほ場の大区画化を図った。
方向性は、老朽化した既存農業水利施設の改修と併せ、営農体系の多様化や栽培管理用水の必要性を踏まえ、用水計画への見直しを検討。
施工計画検討(内外エンジニアリング)の履行期限は2027年2月26日、基礎調査(サンスイコンサルタント)は2月25日まで。
現段階の主要工事(案)は、頭首工(3カ所)や揚水機場(4カ所)、加圧機場(5カ所)、用水路(弁類)、水管理施設の改修やファームポンド(6カ所)の整備が見込まれ、事業期間は41年度まで。総事業費は約305億円を想定している。
また、南薩地区総合開発期成会(会長・前田祝成枕崎市長)では、県に対する要望活動で、新規に「国営かんがい排水事業 南薩2期地区」を盛り込み、27年度の全体実施設計、28年度からの工事着手を要望。農林水産省の事業採択に対し協力を訴えている。

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