県新体育館設計の最優秀提案者
2026年02月19日号(1面に掲載)
梓設計・SUEP・東条設計JVに決定/契約上限額は8.5億
県は18日、公募型プロポーザル方式で実施していたスポーツ・コンベンションセンター(新総合体育館)設計業務の最優秀提案者に、評価点の最も高かった梓設計・SUEP・東条設計JVに決定した。今後、契約締結に向けた協議を行い、契約上限額は8億5977万7000円(税込み)を設定。業務内容は、本体と外構(多目的広場等)の基本・実施設計、試掘調査、測量調査、地質調査で履行期限は28年7月31日まで。
決定理由は、メインアリーナとサブアリーナの連携した利用を可能とするなど使いやすい施設となる工夫が随所に見られた。
景観やデザイン面等では、伸びやかで魅力的な外観デザインがシンボル的な建物となることが期待できる点や吊り屋根の工夫で桜島の眺望への配慮がなされている。
また、提案の中で唯一、建物の正面が中心市街地側に開かれており気軽に立ち寄れるための工夫等が評価された。
ユニバーサルデザインの実現には、全ての施設が水平につながるほか、東側と西側に緩やかなスロープを配置している。
環境性能等では、諸室をフラットに配置することで、共用部面積を効率化。吊り構造により屋根を軽量化することで建設費を抑制している点や、火山灰や雨水を効率的に排出する屋根形状、火山灰フィルター設置の提案等の対策が評価された。
次点は坂茂建築設計・松田平田設計・永園設計JV案で、評価点の合計が2番目に高かったが、半地下構造とすることに伴う浸水対策で、万一の際の防潮堤の故障など対策の実現性を懸念する意見もあった。
今後も建設費等の上昇が見込まれるため、建設費の抑制や品質管理の徹底、発注体制の強化を図るため、コンストラクション・マネジメント(CM)方式を基本設計段階から導入する。
このため、2026年度当初予算案に3億7200万円(債務負担行為9900万円含む)を計上した。

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