鹿児島市 西原商会アリーナ整備
2026年01月14日号(2面に掲載)
今秋から特定天井改修/来年にはリニューアル着手
鹿児島市は、今秋にも西原商会アリーナの特定天井改修に着手したい考えだ。並行してエンターテインメント設備の製造等を進行する予定。2027年秋からリニューアル改修を進め、28年秋の整備完了を目指す。
同アリーナ(永吉1丁目)は、市内のスポーツ施設の中で最大規模の施設。構造がSRC一部RC一部S造、階層は地上3階地下1階建て、延床は約2万9023㎡。1992年に竣工した。
整備は、国が大規模施設の天井耐震化を義務付けたことがきっかけ。市では、同アリーナの特定天井改修が事業化されたことを機に、機能向上を図るリニューアルも計画。催し等をより楽しむことができる空間を目指す。
特定天井改修(7670㎡)は、メインアリーナと2階回廊部分の特定天井、1階回廊とエントランスホール部分の天井が対象。今後は、3月までに修正設計(日建設計)を完了し、5月連休後の入札公告、6~7月ごろの入札を見据える。28年3月までの工期を予定。なお、着工前に移動観覧席の撤去に入る。
リニューアル改修は、プロバスケットボールリーグの新B1基準を踏まえた対応も行う。主な内容は、約5000席の座席整備(1・2階の全席やり替えや移動観覧席の新設)や3階南側のVIPルーム新設、エレベーター増築など。27年秋の着工、28年秋の完成を計画する。
リニューアルの基本・実施設計は、本体入札(指名)が1月22日に開札。設備の入札は、指名競争で同月末の開札を予定する。エンタメ設備(4面ビジョンなど)関係の業務は対象外。
エンタメ設備の整備は、26年秋ごろから製造を開始し、27年4月以降~28年秋に取り付ける考えだ。
■記者の目
西原商会アリーナの特定天井改修は、24年度に入札公告したが、参加申請がなく中止になった。スポーツ課では、入札公告に向けて「前回や他施設等の結果を踏まえ、関係課と連携しながら要件等を検討したい」としている。
特定天井改修の落札者が決まらなければ、リニューアル改修にも影響が出る。工事の品質確保や参加条件、予算等をどのように折り合いを付けるのか。26年度の公告内容に注目しながら、市の一層のにぎわい創出に期待したい。
(田口友葵・報道部記者)

会員ページ

