川内港国際物流ターミナル整備
2025年12月18日号(1面に掲載)
浚渫土量増で4年延伸/事業費も約84億増 鹿児島港湾・空港
九州地方整備局鹿児島港湾・空港整備事務所は、川内港唐浜地区国際物流ターミナル整備で事業計画を変更する。航路・泊地(水深12m)の一部箇所に民間事業者所有の突堤があり、撤去後に深浅測量を実施したところ、当初に比べ浚渫土量が増加することが判明。このため4年の事業期間延伸が必要となったため、2031年度の完成予定となる。事業費も資機材単価等の上昇により84億円増の244億円を試算している。
事業費増の要因のうち、航路・泊地の浚渫土量の増加により約28億円。作業船の回航費は起重機船や浚渫船は当初、川内港在港船の使用を見込んでいたが、全国的な作業船の不足に伴い、他港からの回航調達が生じたため約6億円。
設計基準の見直しによる実施断面の変更は、ケーソン背後の埋立土砂の吸い出しを防止する方法のフィルター層の敷設に関する記述が22年4月に改定したため、実施断面を変更により約5億円増加追加する。
また、資機材単価等の上昇により約45億円の増加で今後の上昇でさらなる追加費用も見込まれる。
残事業費は、直轄が岸壁(水深12m、L230m)(耐震)で11億円、浚渫のうち航路・泊地(水深12m、22ha)は95億円、泊地(水深12m、1.1ha)は2億円。
県が行う起債事業は、ふ頭用地(5ha)が7億円、荷役機械(1基)は14億円の計128億円。事業費ベースの進捗率は約48%(約116億円)となっている。
なお、荷役機械(ガントリークレーン)は室蘭港(室蘭市保有)のガントリークレーンを移設。県が6億6330万円(税込み)で、三井E&Sと契約する。工期は27年12日13日を設定している。

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