志布志港湾計画改訂
2025年11月06日号(1面に掲載)
分科会が適当と答申/早期事業化に期待 国交省
国土交通省は5日、交通政策審議会第98回港湾分科会を東京都で開催した。志布志港港湾計画の改訂について審議。新若浜地区にRORОターミナル新設や原木ターミナル集約を行うほか、外港地区のフェリーターミナル新設等を適当と答申した。今後、12月にも告示が行われ早期の事業化に期待が寄せられる。
主な計画をみると、RORОターミナル新設はふ頭用地10.9ha、緑地1.5haを造成するため、水深9mの岸壁2バースで480m(耐震)設置や南防波堤撤去100m、防波堤新設350mを計画。
原木ターミナルの移転・集約が、水深10m岸壁1バース185m(耐震)と同180mを配置。ふ頭用地9.4haを位置付けている。
隣接地では、国際バルク戦略港湾で水深14m岸壁1バース(耐震)のほか、起債事業でふ頭用地を2029年度の完成に向け整備中。
フェリーターミナル新設は、水深8m岸壁1バース250m(耐震)のほか、ふ頭用地2.2haと緑地1.6haを造成する。
若浜地区は、緑地(2.2ha)を工業用地に変更。脱炭素化計画に基づき配合飼料工場群におけるエネルギーを重油から水素等への転換を図るほか、本港地区の小型船だまり計画を削除する。

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