中野大臣、網掛橋(姶良市)を視察
2025年08月21日号(1面に掲載)
きょう応急復旧着手/交通開放に数カ月
中野洋昌国土交通大臣は20日、大雨で被災した姶良市の国道10号網掛橋の被災状況を視察した。現場では九州地方整備局鹿児島国道事務所の瀬戸祐介所長が対応。今後の方針はきょう21日から応急復旧に着手し、交通開放に数カ月を要する可能性を示した。
同橋の延長は60.8m、幅員17.8m(歩道3m×2)。7日からの大雨でA1橋台の背面が削り取られたほか、周辺の護岸も崩落。また、A1側の根固ブロックが消失。潜水調査の結果、河床は最大で3.8mも低くなっていた。
対策は21日から準備に入り、まず洗堀対策として計画河床高まで充填剤を注入。その後、橋台背面対策として、注入口を設置し背面処理材により固めることにしている。
現場の視察後、中野大臣は工事関係者5社(福地建設、南生建設、渡辺組、新日本技術コンサルタント、大日本ダイヤコンサルタント)や鹿児島国道事務所、姶良市の担当者に対し「あすにも応急復旧が始まると聞いています。しっかりと力を合わせて1日も早い復旧に頑張りましょう」と激励した。