私立新留小学校の設置
2025年05月27日号(12面に掲載)
来年7月 内村建設で着工/特別教室棟などを新築
私立新留小学校設立準備財団(共同代表:古川理沙氏、丑田俊輔氏、古川瑞樹氏)は、姶良市の旧新留小学校跡地を活用した私立新留小学校の設置を計画している。今後のスケジュールは、資金調達や県の私学審議会での学校法人設立の認可を得ることを条件とした上で、2026年7月ごろに内村建設(鹿児島市)で着工し、27年2月の竣工を目指す。準備資金は約7億円を想定。基本設計・校舎詳細設計はEA1級建築士事務所(新潟市)が担当する。
所在地は姶良市蒲生町白男3215-2外4筆、同2836の一部。既存校舎(W造平屋建て386.7㎡)と既存屋内運動場(S造平屋建て247.5㎡)の改修および特別教室棟(W造平屋建て464.91㎡)、職員室棟(W造平屋建て72.93㎡)を新築する。このほか、一般車両23台分(車イス用1台分含む)とマイクロバス3台分の専用駐車場も整備。
同財団は、姶良市および新留自治会と私立新留小学校の設置に関する三者協定を締結。学校を地域の共有地と位置付け、近隣の生産者と連携した給食、まちに開かれたランチルームとライブラリーなど地域に暮らす人たちと共に学びの環境づくりに取り組んでいく。現時点の予定は、27年4月の開校を目指し、定員は6学年72人程度を想定。
また、私学設置の実現に向け法人や個人の寄付を募集している。
問い合わせは、同財団(鹿児島市東千石町17-1、℡080・4312・6955)担当・古川理沙氏まで。