次世代革新炉開発検討へ 

2025年05月21日号(16面に掲載)
次世代革新炉開発検討へ 

川内敷地報道は否定/九電

九州電力は19日、2035年を見据えた「九電グループ経営ビジョン2035」を発表した。社会課題解決に向けた施策を「環境」「サービス」「社会」「人材・組織」の四つの視点で整理。カーボンマイナスへの挑戦として、次世代革新炉の開発・設置の検討を盛り込んだ。ただ、「川内原子力発電所の敷地内を念頭に」との一部報道には、「現時点で具体的地点を念頭に置いたものはない」と記事の訂正を求めた。

 次世代革新炉は、日本企業を含め世界の多くのメーカーで開発が進む新しい技術を導入した新型炉。経済産業省では、革新軽水炉、SMR(小型炉)、高速炉などの5種類を提示している。23年2月に閣議決定された「GX実現に向けた基本方針」では、これら5種類の次世代革新炉を30~40年代にかけ製作・建設し、運転開始する目標を掲げている。

 同社では、エネルギーを通じて人々の暮らし・経済を支える、次世代革新炉を含む原子力・火力・再エネ・蓄電池の「電源の低・脱炭素化」を加速していきたい考えだ。

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