県、溝辺道路の整備
2025年05月14日号(1面に掲載)
4号橋の詳細設計委託/今年度は6.8億配分
県は、地域高規格道路「北薩横断道路」のうち、2020年度から事業着手した溝辺道路で橋梁詳細設計を進めている。第1回発注見通しによると、4号橋の委託を予定。25年度は6億8000万円の配分があった。
同道路の延長は14km、幅員は7(12)m。整備手法は、鹿児島空港から県道伊集院蒲生溝辺線までの約2kmで2車線の現道を4車線に拡幅する。残る野坂ICまでの約12kmは2車線の自動車専用道路として整備。ICは久留味川工業団地近くに竹子ICを計画している。
橋梁詳細設計で委託済みは、霧島市溝辺町竹子地内でR6の2(PC斜材付きπ型ラーメン橋・39m)やR6の6(PC2径間連結合成桁橋・77m)、R6の5(PC径間連結ポステンコンポ橋・206m)、R6の11(PC単純中空床版橋詳細・28m)。
同町三縄地内では、R6の9(鋼3径間連続細幅箱桁橋・185m)、同町麓地内はR6の8(PC2径間Tラーメン橋・169m)で推進。
また、同市横川町地内はR6の3(PC単純箱桁橋・55m)、R6の7(PC径間連結コンボ桁橋・87m)、R6の10(PCポストへテンションT桁橋・40m)となる。
工事着手は、24年度末から野坂IC周辺で道路改良(240m)や取り付け道路工から入った。
発注見通しによると、工事は1件、詳細設計は道路2件、橋梁1件(40m)、地質調査3件、用地測量1件を現段階で予定している。