長崎鼻公園再整備へ
2025年05月10日号(2面に掲載)
設計施工一括で契約/いちき串木野市
いちき串木野市は「長崎鼻公園を活かした誘客交流拠点施設整備運営事業に係る設計施工一括業務」の契約を大和リースグループと締結し、2025年度から実施設計に入る。工期は26年9月30日、契約金額は6億9511万2000円。事業は市が施設を保有し、設計から建設、運営まで包括的に委託するDBO方式で行う。
長崎鼻公園一帯には、運動広場や遊具、展望施設などが整備され、隣接地には全国でも珍しい海水プールや宿泊施設がある。ただ近年、施設の老朽化が進み、利用者も減少していることから、幅広い世代に親しまれる交流施設として再整備することになった。
事業の受託者は、24年4~6月に行った公募型プロポーザルで大和リースグループを選定。DBO方式による事業期間の内訳は、①基本設計(25年3月末まで)②実施設計、建設・既設解体撤去、外構(26年9月末まで)③維持管理(26年4月~29年3月末の3年間)④運営(26年4月~41年3月末の15年間)-などを予定する。25年度は、エリアマネジメント推進業務の契約締結も控える。
維持管理・運営業務に要する費用は別途提案によるものとし、25年度に詳細を詰めていく。供用開始は26年夏ごろを目指す。