鹿児島市２５年度土地区画整理

全体事業費２９億　谷山第三が７割超／区画道路築造は４２３ｍ

鹿児島市は、管内５地区を対象とする土地区画整理事業の内容等をまとめた＝表参照＝。当初予算に計上した全体事業費は、前年度当初比37％（17億６２０５万６０００円）減の29億７２１６万７０００円。全体事業費の７割以上を谷山第三での整備に充て、都市計画道路築造（１０９ｍ）や区画道路築造（４２３ｍ）などに着手する見通しだ。

　谷山第三（施工面積34．９ha）には23億７２８７万円を計上。道路築造のほか、建物移転（45棟）や街区造成も計画する。事業費の内訳は、工事請負費３億７７５６万円、測量設計や建物調査を含む委託料１億１３７５万円、補償・補填および賠償金18億４６２８万円－など。

　今後に工事発注する区画道路築造や宅地整地の指名競争入札は、６月までに計６件、７～９月に計３件、25年１～３月に計２件を予定する。

　郡山中央（施工面積46・２ha）では２億８９０７万円を配分し、都市計画道路築造（１３０ｍ）や区画道路築造（２６０ｍ）、建物移転（４棟）、街区造成を推進。事業費の内訳は、工事請負費１億７５６２万円、建物調査を含む委託料１５２０万円、補償・補填および賠償金８９００万円－など。

　６月までに５街区築造の指名競争４件と甲突川線道路築造の指名競争２件等を執行して７月以降も順次、道路築造などの入札を行う計画だ。

　吉野第二（施工面積66．５ha）では、都市計画道路築造（60ｍ）を進める考え。工事請負費８５００万円、測量設計を含む委託料２６４４万円、補償・補填および賠償金１５００万円－などを編成した。

　このほか、吉野では維持補修・換地計画作成、谷山駅周辺では公園整備・換地計画作成を中心に事業を行う。