海上保安庁 宿舎整備でPFI活用
2025年04月19日号(1面に掲載)
27年度の着工目指す/総事業費は76億
海上保安庁は、鹿児島市西谷山2丁目に計画している宿舎新築(鹿児島)でPFIを活用した整備を念頭に置いている。アドバイザリー業務は、長大に委託し、期限は2027年3月26日まで。27年度の着工、30年度の完成、総事業費は76億円を見込む。
建設場所は、同市西谷山2丁目にある県農業試験場跡地31の2街区(1万2667㎡)の東側(約6000㎡)。隣地では、市が28年度の供用開始を目指し児童相談所(2階建4500㎡程度)を整備する。
建物は5~7階建て100戸で、延べ面積は約5300㎡を想定。アドバイザリー業務は、25年度予算の財務大臣折衝で認められたことを受け一般競争入札で実施。長大が2500万円で落札した。
宿舎整備は、同市の新栄町等にある施設の老朽化や大型巡視船の増強配備による隊員の増加に伴い宿舎需要がひっ迫している。