中小企業会館が落成
2025年03月25日号(16面に掲載)
2者1団体に感謝状
2024年2月の着工から約1年をかけ、鹿児島市城山町の旧県環境保健センター跡地に県中小企業会館が完成し、24日現地でオープニングセレモニーがあった。設計等を担当した武田建築事務所(武田敏郎会長)や工事に当たった三和建設(前田晋吾社長)らが感謝状を受けた。
建物は施主として入居の県中小企業団体中央会、県商工会連合会、県火災共済協同組合、県経済事業協同組合で区分所有。敷地は同中央会と同連合会が持分2分の1ずつ、県の無償譲渡を受けた。
ほかに、かごしま産業支援センターや日本貿易振興機構鹿児島貿易情報センターが入居。拠点だった県産業会館が老朽化等による廃止に伴い、同市名山町から引越すことになった。
24日の落成式で、小正芳史同中央会会長は県建築設計監理事業協同組合の川口利昭理事長と武田会長に、河本正男同連合会副会長が前田社長に感謝状を贈呈。テープにはさみを入れ落成を祝った。
塩田康一知事は「商工業の振興や活力ある地域社会づくりへの貢献に期待」と祝辞。小正会長は式辞で、工期中の前田正人会長(三和建設)の逝去に触れ、「この場にいないのが残念だが、天国で見守ってくれていると思う」と述べた。
会館は、敷地1463.18㎡にS造5階3281.92㎡。総工費は約9億5800万円。

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