輝け若人
2026年01月09日号(7面に掲載)
鹿児島工業高校 建設技術系3年 新村義充(ともあ)さん/「父の背中を見て」
建設業界を志したきっかけは、幼い頃から見てきた父の働く姿です。現場の話や完成した建物の裏側にある苦労をよく話してくれました。工事を終えた父が少し誇らしげに「今日で形になったよ」と話す姿は、とてもかっこよくて「いつか自分も建物を造る側に立ちたい」と思うようになりました。
学校生活を送る中で、その気持ちは強くなりました。実習で測量を行った時、仲間と協力して作業することが楽しかったです。さらに、授業で学んだ構造力学や土質工学の知識が、構造物を支える根拠につながっていることを知り、勉強が将来の職業に結びつく実感を得ました。こうした経験を通して「建設の仕事は多くの人の力が組み合わさって成り立つものだ」という父の言葉の意味が、理解できるようになりました。
将来は、人々が安心して暮らせる社会基盤を造る技術者になりたいです。日本は地震の多い国です。安全な社会基盤を整備することは社会全体の発展につながります。父が誇りを持って働いてきたように、私も耐震性や安全性を考え、長く愛される構造物を造る力をつけたいと思っています。そのために、専門的な知識を学び、現場経験を積みながら成長していきたいです。建設業は、目に見える形で街を変えると同時に人々の生活を支える仕事です。父から受け取った思いを胸に、責任とやりがいのある世界に踏み出したいと思います。

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