輝け若人
2025年10月17日号(5面に掲載)
鹿屋高等技術専門校 電気設備科2年 神野 天杜(てんと)さん/「学校で得た大きな学び」
私は高校を卒業したら、人の生活に寄り添うようなインフラを支える仕事に就きたいと考え、鹿屋高等技術専門校に入校しました。
入校して一番に感じたことは、仲間と協力して学び合う大切さです。日々、同じ資格の取得を目指して切磋琢磨しながら勉強したり、実技課題に取り組んだりしています。中でも、経験値が大きく上がったと感じたのは家屋実習でした。班の仲間と一緒に、図面の確認から材料の準備、実際の施工に至るまで、すべての工程を自分たちで進めました。暑い時期の実習だったため、想像していた以上に大変でした。屋根裏での作業のときは、登った途端に汗が噴き出すような暑さだったので、扇風機を上に向けて少しでも涼しくなるよう工夫をしながら取り組みました。体力的に厳しい場面もありましたが、同じ班の仲間と声を掛け合い、補助をしながら作業を進め、完成まで乗り切ることができました。照明が点灯している完成した家屋を前にしたとき、今まで学んできた知識や技術が確かに自分の力となり、しっかり身に付いているのだと実感しました。この経験を通して、努力は必ず成果につながることを学びました。
修了まで半年余りです。残りの時間でさらなるスキルアップを目指し、就職後は職場の仲間とチームとして、一緒に仕事を作り上げていける存在として活躍できるようになりたいです。