かお…ひと
2025年05月01日号(4面に掲載)
鹿児島港湾・空港整備事務所長に就任した 藤井 寧(やすし)さん/臨港道路の整備推進を
4月の着任早々での挨拶回りで、鹿児島の港湾・空港整備事業に対する地元の方々からの期待の大きさを強く感じた。「期待に応えられるよう、県とも連携を図っていきたい」と事業の着実な推進へ力を込める。
約20年ぶり2回目となる鹿児島勤務。当時はマリンポート大橋の架設を実施していて、黎明みなと大橋の調査を行っていた。「振り返ると、橋の計画に反対される方への説明に苦慮していたことを今でも思い出すが、現在の姿をみると感慨深いものがある」と笑顔で話す。
直近の動向として「川内港では25年度の暫定供用が決まっており、来年3月までに必要な施設整備の工程管理が課題」、臨港道路整備が進む鹿児島港では「港湾物流のさらなる円滑化を図るために、谷山一区~二区への延伸が必要」と訴える。
好きな言葉は「七転び八起き」。小さいころから野球好きで大のソフトバンクホークスファン。開幕からいまいち波に乗れない試合展開に「私の鹿児島赴任が影響しているのでは」と苦笑いする。鹿児島といえば「温泉」。休日を使った温泉巡りに今から期待が膨らむ。
福岡県太宰府市出身で福岡大学工学部土木工学科を卒業し、1992年4月に入省。九州地方整備局港湾空港部品質確保室長から現職。67年12月生まれの57歳。
(西和則・報道部総括主任)