CО2吸収コンクリートを開発
2026年10月19日更新
県と鹿島、インフラテック/今年度中に試験施工
県と鹿島建設(桐生雅文社長)、インフラテック(松﨑秀雄社長)の3者は、独自のCО2吸収コンクリート製造技術を開発した。火山性堆積物シラス由来の火山ガラス微粉末「VGP」を、鹿島建設等が開発したカーボンネガティブコンクリート「CО2-SUICОM」の材料として採用。今後、県の公共工事への試験施工を通じて、地産地消型のカーボンネガティブコンクリート製品の普及展開を目指す。
県では、火山性堆積物「シラス」を有効活用し、低炭素型コンクリートの普及に取り組む「インフラ・建設GXプロジェクト」を推進している。
県工業技術センター等が開発したVGPを2020年度にJIS化。24年度から低炭素型コンクリートの普及に取り組んでいる。
このほど、鹿島建設等が開発したCО2-SUICОMの製造を地元のコンクリート製品メーカーのインフラテックが行い、地産地消型のCО2吸収・固定コンクリートの開発に着手。
成果は、セメントの半分以上をVGP等に置き換えることで、CО2排出量を削減。さらに、炭酸化養生によりCО2を吸収・固定することで、従来の高炉スラブ微粉末を使用していたCО2-SUICОMと同性能の削減効果を実現したほか、一般的なコンクリートと同等の圧縮強度を有すことも確認済み。
今後、3者はVGPを活用したCО2-SUICОM製のプレキャストコンクリート製品の実証を行った上で、26年度中に県内の公共工事への試験施工を行う。

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