南殖(薩摩川内に)バイオ燃料研究所
2026年10月02日更新
投資額22億/施工は橋口組 /軽油代替に期待 28年4月の稼働目指す
南国殖産(上野総一郎社長)は薩摩川内市に植物由来原料を用いたディーゼル燃料の製造研究センターを建設する。軽油の代替燃料として利用できるHVO(水素化処理植物油)の研究施設として複数棟で約540㎡を整備し、新設建物の設計はCoC(福岡市)、施工は地元の橋口組が担当。施設内には環境エネルギー(広島県福山市)のプラントを設置する。投資予定額は22億円。11月に着工し、試運転を経て2028年4月の本稼働を目指す。
施設名は「リニューアブルディーゼル(Nebio)製造研究センター」で住所は、薩摩川内市港町6120-18外。敷地面積は5391㎡、4月に用地取得済みで既存を一部活用する。新設する前処理装置建屋(305㎡)や事務所(同39㎡)、出荷設備(同37㎡)のほか、既存利用となる原料種子保管庫(同108㎡)などを含むS造平屋建て536・77㎡を整備。27年12月の竣工を見込む。
原料植物のジャトロファは、フィリピンの現地法人が栽培し、種子を輸入する。油を抽出し水素化処理することで軽油に近い性質を持つ燃料へ変換。製造研究や活用を検討する航空・建設会社への試験提供を通じて実用化に向けたデータ収集などを図り、事業化を見据える。
2日、同市役所では県立ち合いのもと、立地協定調印式があった。田中良二市長は「新産業がカーボンニュートラルや地域経済の発展に寄与することに期待している」と挨拶。同社の永山在紀取締役特別顧問は「建設地は広く想定するが、将来的には量産プラントの建設も目指したい」と力を込める。

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