400年以上続く「川内大綱引」

2026年09月24日更新
400年以上続く「川内大綱引」

建協川内支部 綱練りに130人協力/国道3号 多数の見物客でにぎわう

今年で427年目を迎えた伝統行事「川内大綱引」が22日、薩摩川内市向田地区の国道3号であった。早朝から行われた綱練りには、県建設業協会川内支部(外薗太一郎支部長)の会員企業44社から約130人が協力。威勢のいい掛け声とともに長さ365mに及ぶ大綱を練り上げた。

 慶長年間に始まったとされる川内大綱引は、薩摩の武将・島津義弘が関ケ原の戦いを前に兵士の士気を高めるために始めたと伝えられる伝統行事。当日の早朝から長さ365m、直径約40㎝、重さ7tの大綱を約1500人の市民らが一体となって練り上げ、夜の本番に備える。

 残暑厳しい中で行われた綱練りには、建協川内支部の会員も集結して協力。道路に伸ばした365本の細い荒縄を三つの束にまとめたあと、足で綱を転がしながらヨリを入れる動作を繰り返し、約4時間かけて最後は1本の大綱に締め上げた。

 綱練りは例年、会場近くの道路で行われるが、今年は1999年以来27年ぶりに会場と同じ国道3号を早朝から通行規制して行われた。外薗支部長(外薗建設工業)は「シルバーウィーク中にもかかわらず、朝から多くの会員が協力してくれた。今後も地域に根差した業界団体として盛り上げていきたい」と話した。

 その懸命な姿に、田中良二市長は「(2024年の)国の重要無形民俗文化財指定から昨年はギネス世界記録にも認定され、市民の思いもさらに高まっている。毎年一体となった協力に感謝するばかり」と言葉を寄せた。

 夜の本番では、さらし姿の約3000人が上方と下方に分かれて熱戦を展開。大勢の見物客でにぎわう中、勝負は終了10分前に反撃に出た下方が一気に盛り返して勝利した。

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