会社のレガシー~永続企業に聞く~小園硝子商会(上)
2026年09月14日更新信頼を力に100年/変化恐れず歩み続ける
1922年に小園平右衛門氏が創業した小園硝子商会は100年以上にわたり、多くの建築資材を取り扱う企業として信頼を得てきた。建築分野において、なくてはならない存在になるまでの歴史や変遷を2027年1月に就任して10年となる小園洋平社長に聞いた。
(西野翔太・報道部主任)
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\n ガラスの将来性に着目した平右衛門氏は、旭硝子(現AGC)北九州工場での勤務を経て独立。鹿児島市武町で板ガラスの卸売業を始め、県内唯一の特約店となり取引先を1件ずつ拡大した。積極的な会社経営で販売網を拡大すると、宮崎県や沖縄県のほか、上海にも営業所を構えた。船便で中国まで商品を運んだ曾祖父のバイタリティに、洋平氏は「同じ経営者としてその行動力には背中を押される」と語る。
事業を広げる中で販売する商材も増えていき、セメントやサッシも取り扱う〝総合建設資材問屋〟の色合いを強めた。戦争によって店舗を含む周辺一帯が焼け野原になる逆境に見舞われるも、復興を支える建設業者と共に会社は成長を続けた。平右衛門氏は商工会議所の議員や自治会長、保護司も務めた。社会貢献の役割を全うした先人の足跡には「企業人が社会で何をなすべきかを考えるヒント」がある。
始まりはあくまでガラスとしながら、会社が生き残ってきた秘訣は「地域社会が求めるものを察知して、最大限よいものを提案し続ける〝変化〟だった」と話す。

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