薩摩川内市 局地的浸水被害で説明会

2026年06月29日更新
薩摩川内市 局地的浸水被害で説明会

排水ポンプ施設/発電機稼働せず遅れ/地域住民から厳しい声

薩摩川内市は28日、このほどの大雨で甚大な浸水被害を受けた田崎地区の住民らを集めて説明会を行った。当日、排水ポンプ移設の発電機が稼働せず、復旧まで時間を要したことなどを時系列で報告。住民は定期点検の在り方などを疑問視し、施設更新や処理能力の引き上げ、自動操作への切り替えなどを要望した。

 田崎地区の浸水被害は24日早朝、線状降水帯による大雨の影響で発生。場所によっては家屋が1・7mの高さまで浸水し、ボートで救助された家族もあるなど、身の危険を感じるほどの局地的な被害に見舞われた。

 こうした状況を受け、市は今回の説明会を緊急的に実施。参加した約30人の住民らに対し、当日の動きを時系列で報告した。

 発電機の不具合で稼働が遅れた排水ポンプ施設は、レベル3の大雨警報が発令されてから約4時間後、バッテリーの交換等を経て運転を開始。施設は年5回、委託業者が保守点検を行っており、直近(6月2日)の点検でも異常の報告がなかった点に触れると、住民からは「いざというときに動かない施設では全く意味がない」「命にかかわる問題。試運転も含めてどんな点検が行われているのか?」-など厳しい声が寄せられた。
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\n■処理能力の向上求める

 田崎地区の局地的な浸水は以前も発生した経緯があり、大雨のたびに住民は不安な思いを抱えながら生活している状況。切実な声に、市側は「排水ポンプ施設の不具合は早急に精査する。ポンプが稼働していたら浸水状況がどうだったのかなども含め、しっかりと検証して対策を講じていきたい」と話した。

 所管課によると、現在の田崎排水ポンプ施設は1998年に設置。φ500×30m3/分の処理能力を有する。近年の異常気象も相まった浸水被害に、住民からは「施設を更新してほしい」「処理能力の引き上げが必要」「(現行の)手動操作から自動化に切り替えを」-などの要望が相次いだ。

 今後、梅雨期に加えて台風等も懸念されることから、市のスピード感ある対応が求められる。

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