25年九州・沖縄/建設業売上高ランキング
2026年06月24日更新
50億超えは157社に/本県トップ森崎建設工業 TSR
東京商工リサーチ(TSR)は、2025年(1月期~12月期)に決算を終了した九州・沖縄の建設業売上高ランキング(50億円以上)をまとめた。社数は157社と前年比13社の増(プラス9%)と過去27年間で最多、1985年の集計開始以来、過去7番目だった。売上高合計も1391億円増(同5・7%)の2兆5464億円と数字を伸ばした。増収企業、利益金額もプラス成長となっている。売上高1位はクラフティア(旧九電工)で、本県のトップは森崎建設工業(志布志市)だった。
(●、●面にランキング)
本県分のベスト5は、1位森崎建設工業(307億2600万円)、2位に藤田建設興業(305億1600万円)、3位が渡辺組(154億3100万円)、4位森建設(143億8400万円)、5位にユーミーコーポレーション(135億9700万円)が並んだ。馬毛島やキャンプシュワブなどの防衛関連受注や病院建設、ごみ処理施設の大型工事の好調さが後押しとなった。森建設はマンション建設の好況が、ユーミーコーポレーションは、熊本県のTSMC関連の受注増が追い風となり、過去最高を更新。売上高100億円以上は8社に増え、過去最多の6社(24年)を上回り、県の売上高合計も最高を記録した。
九州・沖縄地区のベスト10(※千万円省略)は、1位クラフティア(総合設備、3986億円)、2位若築建設(総合建設、836億円)、3位松尾建設(総合建設、820億円)、4位西日本プラント工業(発電所建設、775億円)、5位西部電気工業(電気通信、577億円)、6位國場組(総合建設、497億円) 7位高田工業所(プラント、486億円)、8位NECプラントエンジニアリング(同、432億円)、9位アメリカンエンジニアリングコーポレーション(一般土木建築、425億円)10位九鉄工業(総合建設、360億円)だった。
本県のミタデンが、南九州市での太陽光発電所開発の好調を受けて今回初めて100億円超となったほか、竹山建設や米盛建設の躍進も目立った。26年のランキングについては、防衛力強化や国土強靭化といったインフラ需要の公共投資に加えて、半導体関連産業の設備など民間投資も堅調が続くとみられる。コスト上昇分の価格転嫁を進めた企業を中心に売上高を伸ばす傾向が続くと想定されるが、日銀による金利引き上げの影響にも注目が集まる。

会員ページ

