薩摩義士頌徳慰霊祭
2026年05月26日更新偉業継承と交流の発展を/鹿児島市
宝暦治水に参加した薩摩義士の遺徳をしのぶ「薩摩義士頌徳慰霊祭」が25日、鹿児島市の平田公園であった。鹿児島と岐阜の両県から約400人が参列し、県建設業協会(藤田護会長)など本県業界関係者も出席。先人の歴史的偉業をたたえ、宝暦治水にはじまる岐阜県との絆をさらに発展させることを誓った。
宝暦治水と称された木曽三川(木曽・長良・揖斐川)の分流工事は、宝暦4~5年(1754年~55年)に行われた。薩摩藩は家老の平田靱負を総奉行に藩士を派遣したが、幕府からの圧迫や巨額の出費、疫病等による犠牲者を出しながらも工事を完遂した。
慰霊祭は、多大な犠牲への責任を取って自害したとされる平田靱負の命日(5月25日)に合わせて実施。県薩摩義士顕彰会の島津忠裕会長が祭文を読み上げたほか、藤田会長(藤田建設興業)らが玉ぐし奉納を行った。詩吟や奉納舞踊もあり、大事業を成し遂げた義士たちの偉業をたたえた。
塩田康一知事(寺田雅一副知事代読)は「薩摩義士の遺徳で結ばれた岐阜県との絆をさらに深めたい」と語り、下鶴隆央鹿児島市長は「薩摩義士の利他心は、現代人にとっても得難い教訓」と偉業継承と両県の交流の発展を誓った。

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