鹿児島市域交通渋滞勉強会 知事に要望
2026年04月27日更新
幹線道路等の整備を/実現へ有料化促す/産業道路3車線化
全国ワースト1位の解消を-。自民党県連鹿児島市支部所属の衆院議員、県議、市議らで構成する鹿児島市域交通渋滞勉強会は27日、塩田康一知事に対し同市の交通渋滞解消に向けた道路整備を要望した。鹿児島東西・南北幹線や内環状道路等の幹線道路ネットワークと当面の対策(ピンポイント対策)の2本立て。南北交通軸の早期事業化や工事着手へ向け、有料道路事業の導入を提案している。
(3面に関連記事、●面に当面の対策)
同市は市街地部の主要幹線道路で混雑割合が全国ワースト1位。渋滞損失額は年間約410億円に上ると試算される。同支部は、2023年から建設業青年部会鹿児島支部をオブザーバーに加え、組織を拡充しながら交通渋滞解消のための対応策を検討してきた。
現状では、南北幹線と東西幹線の甲南ICから東側約3kmがいまだ事業化に至らず、北薩から南薩・姶良方面、また南薩から姶良方面へ向かう車両は市街地部を通過せざるを得ない。一方、東西道路や鹿児島北バイパスなど大規模公共事業が進行中のため、新たな大事業を同時並行で実施することは、予算面から厳しい状況にある。
要望のうち、幹線道路ネットワークは早期事業化や工事着手へ向け、有料道路事業等を含む多様な事業手法の導入検討を促した。また、エコーライン構想を参考に指宿有料道路や九州縦貫自動車道、県道、市道など既存施設を最大限利用した内環状道路の検討を提言。国・県・市一体となった交通渋滞解消対策の策定、各種調査-なども求めた。
ピンポイント対策は、県道郡元鹿児島港線(産業道路)の交通安全教育センター前交差点から製材団地までの緑地公園を利用した3車線化を示した。県道鹿児島加世田線笹貫バイパス交差点や薩摩吉田ICの高架化-などを盛り込んでいる。

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