県議会政策委 錦江湾横断交通NW

2026年03月13日更新
県議会政策委 錦江湾横断交通NW

浮体式をヒアリング/地殻変動に対応可能    

県は13日、錦江湾横断交通ネットワークの調査・検討状況を県議会総合政策委員会に報告した。専門家(土木工学)から浮体式横断道路についてヒアリングや講話を実施。長所は地殻変動や地震に対応可能だが、施工実績が少ないこと、波浪や潮流の影響を受けやすいことを短所に挙げたほか、沈埋トンネルの技術が部分的に使えるとも説明した。

 主な講話内容をみると、ノルウェーではコンクリートの浮きを橋脚代わりとした海上型の浮体式橋脚の事例がある。また、海中に浮いた状態のチューブ状の函(コンクリート製の筒状トンネル)を、海面のコンクリート製の浮きで固定する海中型が検討されている。

 国内では、海上型の浮体式橋脚の事例として、大阪市にある2001年に供用した夢舞大橋(876・6m)がある。

 錦江湾では、沈埋トンネルの技術が部分的に使えると考えられ、津波の影響が少ないことから、実現可能性が比較的高いと期待される。海面上にブイを浮かせる工法でなくても、海底からの固定用アンカーを複数設置することで、大正噴火の際に生じたとされる2mの地盤沈下でも可能性があるのではないかと講話を行った。

 さらに、海上型の浮体式横断道路を検討する場合、桜島噴火時の飛来物、船舶の航行、眺望などが課題と考えられ、海中型では地上との取り付け部の構造、計画水深なども課題に挙げた。

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