国見トンネル・防災訓練

2025年12月03日更新
国見トンネル・防災訓練

初動体制など改めて確認

肝付町の国見トンネルで2日、防災訓練が行われた。県大隅地域振興局建設部をはじめ、肝付町や消防・警察関係の担当者ら約90人が参加。訓練を通して、災害発生時の連携および初動体制などを改めて確認した。

 訓練は、県道神之川内之浦線の同トンネル(L3300m)内の内之浦側抗口より約150m付近で実施。関係機関相互の連絡・情報伝達、救急・救助や消火活動、現場付近の交通規制、防災設備の運用などに緊張感を持って取り組んでいた。

 この日は、内之浦方向へ走行中の軽乗用車がセンターラインを越え対向してきた普通乗用車と正面衝突し、車両火災が発生したことを想定。救急隊員らが負傷者を車両から救出したあと、消火活動を行った。

 県大隅地域振興局建設部の小濵磨部長は「人命救助、道路の利用を迅速に再開できるよう、関係者と一層の連携を図り道路が安全に事故なく利用できるように努めていきたい」と述べた。

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