県 大島支庁舎再整備
2025年11月27日更新
現在地を候補地に/来年度、位置決定し設計
県は、大島支庁庁舎の再整備で奄美市が現在の本庁舎敷地を整備候補地に提案していることが分かった。27日、第4回県議会定例会の提案理由説明の中で塩田康一知事が表明。今後の見通しは、本庁舎の位置、駐在機関等の在り方をまとめた再整備方針を2026年8月ごろまでにまとめたい考え。その後設計を委託、28年度に工事着手し、30年度の完成を目指す。
現庁舎(奄美市)は1962年度に竣工。敷地面積5578㎡、建物面積7829㎡。2022、23年度に実施した劣化状況調査の結果から、32年度末までの建て替えが望ましいと結論付けた。
再整備の考え方は、奄美群島内の各島の人口、各島間の航空路等の状況を考慮すると奄美大島に設置。管内市町村の人口や公的機関の集積、交通事情、安全性などを勘案して実現可能性を検討。
駐在機関等は、区域の特性等を踏まえその役割を検証して統合・再編を見極める。なお、瀬戸内、喜界、徳之島、沖永良部、与論の各庁舎は、存続を求める意見がある。
■住吉町15番街区
定期借地1年後倒し
住吉町15番街区利活用は、事業予定者の鹿児島国際観光(鹿児島サンロイヤルホテル)から、評価委員会等の意見内容を建設計画に反映させるため当初提案から定期借地権の期間を約1年後押しする見直しの申入れがあったことを明らかにした。
■交通ネットワーク
吾平道路供用は3月
大隅縦貫道の吾平道路(4・2㎞)は26年3月20日に供用開始することや、芦北出水道路で熊本県と本県をつなぐ県境の境川橋(仮称)は上部工本体に最終コンクリート打設を行う連結式を12月7日に開催することも分かった。
■契約締結議案も上程
ガントリークレーン移設
同定例会には、川内港整備(起債)(荷役機械R7の1工区)を6億6330万円で、三井E&Sと契約を結ぶ工事請負締結議案を上程。内容は、川内港唐浜地区(薩摩川内市)の岸壁に設置する室蘭市保有のガントリークレーン移設経費で、工期は27年12日13日を設定している。

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