平成会が次世代育成事業
2025年11月21日更新鶴翔高にランマ寄贈
県建設業青年部会の役員OBらで構成する平成会(有川裕幸会長)は17日、次世代技術者育成事業の一環で、阿久根市の鶴翔高校にランマを寄贈した。土木・建設系の学科を有する県内の高校を対象にした取り組みで、今回が4校目。「学びに役立てて」と将来の活躍にも期待を込めた。
贈呈式は土木の日(11月18日)にちなんで実施。同会から有川会長(有川組)と監事の山本一道氏(薩摩建設)、会計の西郷進平氏(西郷組)のほか、メーカーの担当者ら2人が訪れた。学校側からは久保美和子校長や総合学科環境緑地系列の2、3年生12人らが出席した。
寄贈したのは、明和製作所製のランマ(小型の締固め機械)1台。会員の思いが詰まった取り組みに、牛ノ濵奏海(かなみ)さん(3年)は「農業土木、測量に関する専門授業等で大切に使いたい」と感謝の言葉を寄せた。
有川会長は「これまで測量機器やモニターなどを寄贈してきたが、ランマは初めて。実習等で役立ててもらえたら」と話した。
同校によると、来春は環境緑地系列の3年生8人のうち4人が建設業界(うち3人が県内企業)に就職する予定という。

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