北薩横断道議員期成会総会

2025年07月11日更新
北薩横断道議員期成会総会

財源確保を強く要望/北薩トンネル早期復旧も

北薩横断道路整備促進議員期成会(牟田学阿久根市議会議長)は9日、阿久根市の風テラスあくねで第20回総会を開いた。事業中区間の整備促進と確実な道路財源の確保および北薩トンネルの早期復旧を要望する大会決議を採択した。

 総会には、さつま町、出水市、阿久根市の代表らも出席。牟田会長は「県北西部において、鹿児島空港までのアクセス道路としてだけでなく、物流産業の機能向上なども望まれている。また、通行止めの北薩トンネルの早期復旧と合わせて期成会活動は重要。議会間で情報を共有し早期完成を要望していきたい」と挨拶した。

 総会では、29日に国土交通省等・地元選出国会議員への要望活動(北薩空港幹線道路整備促進期成会と同時活動)などを実施することを確認。

 この日は、総会前に出水市高尾野町の阿久根高尾野道路現場で現地視察を行い、議員らは施工状況などを確認した。

 阿久根高尾野道路は、高尾野ICから国道3号(阿久根市)に至る8・9㎞。県道荒崎田代線と交わる野田南IC(仮称)と北薩オレンジロード(広域農道)と接する大丸IC(仮称)がある。未着手の阿久根市の終点にあたる折多小付近が浸水しやすい地域のため、道路構造の検討を進めている。

 一方、北薩横断道路は、霧島市の鹿児島空港からさつま町を経由して出水地域に至る約64km。このうち約31km(進捗率約48%)が開通。佐志IC~さつま泊野IC間の宮之城道路は約10km。一部で工事に着工している。

 北薩トンネルについては、水抜き導坑を掘削中で6月末に45mが完了した。空洞調査結果を踏まえて復旧工法を決定し、26年度にはトンネル本体の復旧工事に着手したいとしている。

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