ジャパンウェイスト施設を増築
2025年07月07日更新5棟で1592㎡ /県都計審が敷地承認
産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の無害化処理、再資源化を行うジャパンウェイスト(中西広幸社長・神戸市)は、鹿児島市谷山港にある谷山臨海工場(鹿児島事業所)の増築を計画している。焼却供給棟など5棟で、申請延べ面積は1592㎡となる。
場所は、谷山港3丁目2-10、同社谷山臨海工場敷地内で敷地面積は1万2868㎡、用途地域は工業専用地域となる。新設するのは、焼却供給棟(S造平屋建て304・80㎡)、焼却プラントヤード(同平屋建て123・47㎡)、焼却飛灰置場(同平屋建て30・55㎡)、水処理設備棟(同2階建1010・05)、廃棄物保管庫(同平屋建て123・25㎡)。
同社は、日置市に焼却炉2炉と中和・脱水施設を有する伊集院工場を構え事業を行っているが、竣工から30年以上経過し老朽化が進行。2018年4月に谷山港に新たな焼却炉(3号炉)を竣工した。今回は焼却炉で発生する冷却水(温水)を利用した小規模発電設備を併設し、廃熱利用による二酸化炭素排出量の削減を行う。今後、即日処理が必要な感染性廃棄物(コロナ関連廃棄物含む)の安定的処理に向け、4号炉の建設も予定している。
4日に開かれた県都市計画審議会常任委員会では、建築基準法第51条ただし書きの規定による産業廃棄物処理施設の用途に供する特殊建築物の敷地の位置について審議し、これを承認した。