池田湖に黄金のブランコ
2025年05月09日更新
夏に向け徐々に準備
池田湖の北側湖畔に新たな観光拠点「黄金のブランコ」が整備され、大型連休中、外国人旅行者らを含む来場者でにぎわった。指宿市で建設会社会長を務める川路豊さん(川路建設)が自宅敷地の一部を活用、4月末までに鉄骨が完成し今月3日にオープンした。
近隣にかつてあったという金鉱床(大谷金山)と竜神伝説に着想。また、知人に聞いた長野県白馬村のブランコに触発され、腰掛2基を4mの高さから吊り下げ、近くのパワースポット「黄金の鳥居」にあやかり命名した。湖面に飛び出す気分が味わえる。1人2分間500円。
鉄骨工事こそプロに任せたものの、生コンクリートをバケツに汲むなどしながら基礎工事の一部を手作り。同社系列の池田湖食品から出向し、施設を管理する吉満薫係長らの奮闘で完成した。工事費は約300万円。
吉満係長は「いきなりの行列には辛さもあるが、夏に向け徐々に対応できるよう備えたい」と話した。