私立新留小設置で協定

2025年05月09日更新
私立新留小設置で協定

地域と共に学びの環境を/姶良市

私立新留小学校設立準備財団(共同代表:古川理沙、丑田俊輔、古川瑞樹)と姶良市、新留自治会(出水透会長)は8日、姶良市蒲生町の旧新留小学校跡地を活用した私立新留小学校の設置に関する三者協定を締結した。

 同市の旧新留小学校跡地であった式では、同市担当職員と丑田共同代表が同校設立プロジェクトの概要を説明。湯元敏浩市長と同財団の古川理沙共同代表、出水透自治会長が協定書に署名し、自ら学び、考え、行動する力を育む新たな学習環境の構築を通して、地域活性化の推進を図るとともに相互連携の在り方を確認した。

 湯元市長は「姶良市として、設立準備や開校までの支援に取り組んでいく。教育の充実を図り、未来を担う子供たちの成長を見守っていきたい」と挨拶。古川瑞樹共同代表も「人生の土台となる小学校をポジティブな場所と捉え、新しい教育を通して地域とのつながりを深め、明るい未来をつくりたい」と抱負を語った。

 同財団は、学校を地域の共有地と位置づけ、近隣の生産者と連携した給食、まちに開かれたランチルームとライブラリーなど、地域に暮らす人たちと共に学びの環境づくりに取り組んでいく。現時点の予定は、2027年4月の開校を目指し、定員は6学年72人程度を想定。

 姶良市は、企業版ふるさと納税寄付金を活用した支援および移住に関する情報提供、相談対応を行う。

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