県資源循環協・奄美支部総会
2025年04月15日更新行政との意見交換を
県産業資源循環協会奄美支部(村上誠支部長)は14日、奄美市の奄美観光ホテルで2025年度通常総会を開き、新年度事業計画や予算等を決めた。会員ら約40人が出席。不適正処理など課題に対応するため、行政との意見交換会開催に向け、会員の意見集約を行うことなどを話し合った。
村上支部長(村上建設)は冒頭、業界を取り巻く厳しい状況について言及。インフレによる原価上昇や最終処分場への依存に加え、不適格業者による不適正処理が横行している現状を指摘し、その上で「懸念される事案について、所管する県行政と意見交換を重ね、現状を共有していきたい」と述べた。
来島した同協会の永田雄一会長(永田重機土木)は、「奄美支部は地域の生活環境保全のため、適正処理やリサイクルの推進、不法投棄防止活動など積極的な社会貢献を行っている」と評価。関係機関との連携を呼び掛けた。
議事は、村上支部長を議長に24年度事業報告・決算報告、25年度事業計画と予算を審議し、全議案を原案通り承認、可決。事業計画では、①不法投棄防止パトロール②関係機関への陳情活動③先進地の視察研修④研修会の開催―を盛り込んだ。
会員から行政との意見交換会に要望があり、開催に向けて現状課題の集約や日程調整していくことで一致した。
終了後は懇親会を開き、会員同士の親睦を深めた。