鹿商議所・会員の集い
2025年03月28日更新楡周平氏が講演/鹿児島の未来を
鹿児島商工会議所(岩崎芳太郎会頭)の「会員の集い」が27日、鹿児島市の鹿児島サンロイヤルホテルであった。企業経営者ら約250人が参加。交流を通じて、人口減少が進む鹿児島の未来を考えた。
講演会には、ハードボイルド小説や地方再生をテーマにした作品で知られる作家の楡周平氏を講師を迎えた。60年続く国内の少子化は地方に影を落とすが、日本の文化や食の魅力は世界に誇るものと紹介した楡氏は「地方には可能性のつまった資源が多くある。ストーリー性のある観光ツアーなどで世界に価値を伝えてほしい」と語った。
参加者は「豊かな見識と広い視野の話で興味深かった」と感想を述べ、その後の交流会でも地域経済を盛り上げるため、各者は親交を深めた。岩崎会頭(岩崎産業)は「それぞれの出会いが、ビジネスチャンスや新たな事業のきっかけになれば」と力を込めた。