阿久根市青果市場跡地
2025年03月26日更新ケイオーホテル企画が提案 /来月初めに結果公表
公民が連携して整備を計画する青果市場跡地活用事業で、阿久根市は公募型プロポーザルによる事業者募集を行い25日、同市の風テラスあくねで一般も聴講した公開プレゼンテーションを開いた。参加表明等があったのは1社。建設業(野村建設工業)を中心としたケイオーグループの総合観光農園「農園ガーデン空」などを運営するケイオーホテル企画(野村朋社長)が提案内容を説明した。閉会後、非公開で選定委員会による審査等が行われ、4月初めに市ホームページ等で結果を公表する。
提案によると、「みんなでつくる、みんなでそだてる、うみまち公園」をコンセプトに、マルシェやナイトマーケットなどを定期的に開きながら、近隣の空き店舗などへの新規開業希望者の育成にもつなげる。
跡地は、旧港エリアの港町の敷地面積2185㎡。商店街のような通路を中心に全天候型イベントスペースを提案。テナントは7区画(8坪~20坪)を想定。入居者は、飲食店だけでなくパン屋や鮮魚店など日常使いができる店舗などを期待する。店舗の庇を伸ばす形でアーケードのような半屋外空間を創出し屋根を架ける=写真=。その周りに芝生広場や駐車場などを配置。
野村社長は「この場所で生まれる記憶が未来につながる公園にしていきたい」と話した。