会社のレガシー 明興テクノス(下)

2026年05月27日号(16面に掲載)
会社のレガシー 明興テクノス(下)

内外から愛される会社に/ブルーカラーの誇りを

創業者である祖父について山ノ内元治社長は「家族を大切にする人だった」と話す。
 社内には親子で勤務する者も多く、過去には親子3代が勤務するケースもあったほど。「社員が潰れてしまっては元も子もない。働きやすい環境整備は人への投資」と語り、社内イベントの充実や地元プロスポーツチームへの協賛を通じて人材の活躍を願う。「まずは会社を好きになってもらいたい」。
 水道施設やダムなどの保守ほか、運用をサポートするシステムも開発する。蓄積してきた膨大なデータを基に、現在自治体や大学と共同研究を進め、技術の応用に努める。山ノ内社長は「ニッチな市場でも技術を活用できるなら国内外問わず、チャレンジしていきたい」と力を込める。
 人の目と手で培ってきた技と先端技術の融合に挑む。時代は変わっても同社の根幹にあるのは「顧客に寄り添い、困りごとを技術で解決する」という先人の教えと、ブルーカラーのプライドにほかならない。
(おわり)

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