かごしま～支局長のつぶやき～東西南北～

地方ならではの〝橋渡し役〟に／「業界の代弁者」でありたい

入社して25年。10月から初の地方勤務を命ぜられ、川内支局に赴任した。
担当エリアは、拠点を置く薩摩川内市をはじめ、出水市、阿久根市、長島町、さつま町と広域にわたる。誠に恐縮ではあるが、まだ名刺を手渡せていない管内の皆さまにはこの場を借りてご挨拶申し上げたい。

　支局業務で忘れてならないのは、やはり「地域密着」である。着任してまだ１カ月余りだが、管内の方々にはいくつか懇親の場も設けていただいた。改めて感謝するとともに、県内唯一の業界専門紙としての期待を感じている。

　本社勤務時は大半を報道畑で過ごした。これまでさまざまな取材にかかわってきたが、常に頭に置いていたのは「業界の代弁者」でなければならないこと。抱える課題を第三者の立場から発注者に届けていく。自身に課された使命だと思っている。

　地方部は、週末の行事やイベント等の取材も目白押しだ。地元の建設業者があらゆる形でそこにかかわり、汗を流している。こうしたニュースも本紙独自の情報として発信していかなければならない。

　これから先、どんな出会いが待っているのか。前任が築いてきた礎を決して揺るがすことなく、地方ならではの〝橋渡し役〟としての役割を全うしたい。
（田原謙一・常務取締役（兼）川内支局長）