出前講座を開催
2025年12月11日号(5面に掲載)
建築の魅力発信/士会屋久島分会
県建築士会熊毛支部屋久島分会(浦田功会長)は11月28日、屋久島町立安房中学校1年生31人に対し、建築出前講座を開いた。生徒たちは、製図ソフトを使用して3D図の作成のほか墨だしや鋸引き、かんな加工、釘打ちといった作業を体験。建築士の仕事や建築物ができるまでを体感しながら学んだ。
同講座は、生徒たちに建築の魅力を発信し建築に関する仕事に興味を持ってもらい、建築業界の後継者不足を解消しようと今回が初の開催となった。
参加した生徒からは「簡単そうに見えても実際にやると難しかったが楽しかった。建築士の仕事に興味を持った」「今まで、かんななどの道具を使ったことがなかったが、今回で建築関係の仕事に就きたいと、進路の幅も広がってとても楽しかった」などの声があがった。
浦田会長(稲穂工房一級建築士事務所)は「生徒たちが意欲的に取り組んでくれ、建築の魅力を感じてくれたようでよかった。今後の進路選択に生かしてほしい。建築に関わる仕事をしたいと思うきっかけとなればうれしい」と語った。

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