浄化槽維持管理技術研修会
2025年09月18日号(4面に掲載)
レベル向上注意点学ぶ/県環境保全協会
県環境保全協会(日高滋理事長)は12日、2025年度浄化槽維持管理技術研修会を鹿児島市のサンロイヤルホテルで開いた。県内各域から約250人の浄化槽管理士らが参加。維持管理のポイントや注意点などを学んだ。
維持管理技術の向上や最新の情報を得る機会として、毎年恒例の研修会。同協会の吉村啓利副理事長は「8月の大雨により甚大な被害が起きた中、県の災害支援協定のもと浄化槽の調査に協力していただき感謝している。今回の研修会で技術をさらにレベルアップし、明日からの業務に生かしてほしい」と呼び掛けた。
同協会からは、不適正浄化槽や水質悪化時の対応などを柱にした講話があったほか、会場に設けられた展示ブースでは、メーカー11社が製品を紹介した。
参加者からは、8月の大雨で土砂が混入した浄化槽を維持管理していく際の注意点について質問があり、同協会は「土砂が原因で頻繁に詰まるようであれば清掃の検討が必要。点検時に変化がないか確認し、型式別の特徴を理解して対応して」と述べた上で「復旧に向け、会員社や行政と情報共有など連携を深めていきたい」と答えた。