学生アイデアで繁盛店を
2025年08月08日号(5面に掲載)
産学官が連携
鹿児島市と企業、大学は連携して、繁盛店づくりのコンサルティング事業を行う。7月31日に、同市の鹿児島大学で課題発表説明会があり、内村建設(内村明高社長)の1階で営業する「haf coffee stop」が参加。学生から利用促進のアイデアを募る。
同大学法文学部法経社会学科経済コースの2、3年生32人は、市内のカフェへのコンサルティングを通じて、共創による価値創造を目指す。同日は、キャンパスを訪れた同社の内村太郎社長室長らが、営業数値の分析やポジショニングマップを用いた自店の立ち位置を説明。まちづくりへの思いや「近隣に住む人の日常利用を促す提案を期待したい」と話した。
学生からは「ターゲット顧客の属性」や「イベント開催時の売上増」について質問が挙がり、提案のヒントを探った。今後、現地調査やワークショップを経て提案する内容をまとめる。同事業は、鹿児島国際大学でも行う。